はじめに
「人の気持ちには敏感なのに、自分の気持ちはよくわからない」
そんなふうに感じたことはありませんか?
私は昔から、家族の表情や声のトーン、機嫌の変化に敏感で、すぐ気づく子どもでした。
でも、自分が今なにを感じているのか、どうしたいのか、そう聞かれると、うまく言葉にできませんでした。
誰かのケアをしていると、「自分のことは後回し」が当たり前になっていきます。
そうして気づけば、自分が何を感じているのかさえわからなくなってしまっていたんです。
でも本当は、自分の心にちゃんと目を向けること、自分のための時間を持つことって、とても大切なことなんですよね。
この投稿では、「ケアする人こそ、自分のケアも忘れないでほしい」という思いを込めて、私が実際にやってきたセルフケアや気づいたことをまとめていきます。
自分を大切にするための、最初の一歩になれたら嬉しいです。
セルフケアってどうすれば…?
セルフケアって聞くと、「特別なことをしないといけない」と思うかもしれません。
でも、本当はそんなに難しいことじゃないんです。
セルフケアは、自分の心と身体の声に耳を傾けて、丁寧に自分をケアしてあげること。
誰かのために頑張るだけじゃなくて、「自分のことも大切にする」って決めることです。
それはたとえば、
- 疲れているときに少しでも早く寝てあげること
- 泣きたいときに泣いてあげること
- 「もう無理かも…」と思ったら、立ち止まって深呼吸すること
- 「本当はこれ、好きじゃない」と気づいたら、手放すこと
小さなことでも、自分の気持ちを尊重してあげることがセルフケアです。
ケアをする側にいると、「自分が我慢すればいい」「私がやらなきゃ」と思いがちですよね。
でも、どんなに優しい人でも、ずっと無理をしていたら心も身体も壊れてしまいます。
だからこそ、ちゃんと「自分のための時間」をつくること。
自分が安心できる・心がほぐれる時間を意識して持つことが、本当に大切なんです。
さいごに
じゃあ、具体的にどんなことをすればいいの?
次回は、HSPの私が自分と向き合う中で見つけた、五感をととのえるセルフケア術についてお伝えします。
HSPとは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略。
生まれつき感受性が高く、外界の刺激や体内の変化に過敏に反応しやすい気質を持つ人のことを言います。
HSPにはこんな特徴があります。(HSPは生まれつきの気質であり、病気ではありません。)
- 音や光、におい、触覚など様々な刺激に過敏に反応し、疲労を感じやすい
- 他者の感情を強く感じやすく、共感力が高い
- 情報を深く整理し、物事を深く考えて行動する
私は、特に五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)が敏感に反応してしまう部分があり、これらの感覚を意識したセルフケアをこれまで取り入れてきました。
その中で、実践してみて良かったことをお伝えしていきますね。
どうか、あなたが少しでも心と身体が安らぐ時間を過ごせますように。
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