ヤングケアラーってかわいそう?―もしも身近な人がヤングケアラーだったら―

 

「若いのに苦労したね」

 

そう言われるたびに、少し返答に困る。

 

もちろん、大変なことがなかったわけじゃない。

 

でも私は、自分のことを「かわいそうな人」だと思ったことはなかった。

 

病気や障害、介護やケアは、誰にでも起こりうることだ。

 

親かもしれない。

きょうだいかもしれない。

配偶者かもしれない。

 

人生のどのタイミングで経験するかは人それぞれで、一生経験しない人もいれば、何度も経験する人もいる。

 

私はたまたま、それが子どもの頃だった。

 

だからこそ、「若いのに苦労したね」という言葉には少し違和感がある。

 

私が悲しくなるのは、その経験そのものではない。

 

その経験だけで、「苦労人」や「かわいそうな人」と決めつけられてしまうことだ。

 

もし私が勇気を出して誰かに話したとき。

 

「かわいそうだったね」「大変だったね」

 

ではなく、まずは

 

「話してくれてありがとう」

 

と言ってもらえたら嬉しい。

 

そしてもし可能なら、

 

「何かできることはある?」

 

と続けてもらえたら、もっと嬉しい。

 

なぜなら、誰かに話すということは、それだけで大きな勇気がいることだから。

 

そもそも話したくない人だっている。

 

だからこそ、決めつけるのではなく、その人の気持ちを尊重すること。

 

私はそれが、ヤングケアラーを理解する第一歩なのではないかと思う。

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もち元ヤングケアラー×管理栄養士
元ヤングケアラーで管理栄養士のもちです。 昔の私と同じように悩んでいる人の力になりたいと思い、ブログで私自身のヤングケアラーとしての経験を発信しています。 ヤングケアラーの存在をもっと多くの人に知ってほしいと思っています。 統合失調症の母のケアの経験と心と身体に栄養を届ける時短レシピをシェアしていきます。